庭の演出というのが、わかってはいながらなかなか思いつかない方に!
ちょうど農家が言い合いになってたので、これを教材にしてみますね(*^▽^*)
なんでも教材にしちゃう私ですが…楽しく習い、大いに役立ててください!

皆さんにここで理解してもらうのは、「多様化」と「画一化」ということです。
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画一化の意味
■個性や特徴がなく一律している
■一つの枠にはめ込む

多様化の意味
■多くの様式や種類に分かれること
■多面的に見ていくこと
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この違いはわかりますよね!
これをTwitterで未だに言い争っている「農薬は安全なのか危険なのか」を取り上げてみます。
■危険だ→画一化
■安全だ→画一化
■こちらから見れば安全だがあちらから見れば危険→多様化
■安全とは築くモノである→多様化
まあ、こういうことです。
農薬は安全か危険かなんてのは、現場では当分話題になったことはないです。どっちとも言えないで終わり。
Twitterだけは続いているみたいですね。

では次に、農業の世界を明治維新に見立てて「画一化」と「多様化」を解説してみます。
そんなことができるのか?(*^▽^*)

その昔、「農水省」という天下人がいました。
農水省は法律を作り、この法律を遵守する官軍(農家)を形成し、官軍にあらずんば人にあらずと強く罰する時代がありました。
法律に背く輩は取り締まり、法律の下で農家は全て画一化されていました。

ところが…
自然が破壊され、生きものが激減し、食の安全も脅かされる…
これに対して農水省は農薬をより安全に設定し、法律を守っていれば環境も食も守られるとしました。
よって、画一化された農家は長く良しとされ続けました。

ところが、これは日本の農業鎖国時代のこと…
海外からオーガニックという黒船が襲来!環境問題、生態系保護など、次々と海外から入ってきます。

そうなると、今まで官軍であった農家から、革命軍や独立軍の農家が生まれ始めました。
天下統一をしていた農水省は慌てふためき、これに対抗すべく「JAS有機」や特定防除資材を設置して抑え込もうとします。
革命軍や独立軍を賊軍とし、慣行農家とJAS有機農家を官軍としたわけです。

しかし…
画一化から多様化への変革は農業だけではなく、様々な業界で起こっています。
つまりは…日本の変革、多様化の時代がやってきたわけです!

農業においても、画一化から多様化への変革がすでに起こっています。
慣行農家とJAS有機農家の官軍しか認めないという画一化よりは、JAS有機以外の有機栽培や無農薬栽培、自然栽培などの革命軍や独立軍も取り入れていく農業の多様化の時代を迎えたわけです。

いや…
本来は迎えるはずだったのですが…
農業はどの業界よりも変化が遅くパワー不足…
未だに「画一化 VS 多様化」という幼稚な争いがいろいろなところで続いています。

でも、下の方で画一化をいくら叫んでも上の方は多様化社会に進んでいます。
各地で有機栽培化が進み、JAS有機もさらに技術革新し、私ら独立軍はニッチな需要を満たし、革命軍も官軍になっていく…
日本の農業が世界で戦える、日本農業の多様化の時代が必ずやってきます。

という、日本の農業を「画一化」と「多様化」を交えて話してみました。
理解できましたか?(*^▽^*)

さあ、ここからが本題!
前置きながっ…

皆さんのガーデニング、庭は多様化されていますか?それとも画一化されていますか?

私が皆さんにお教えしているガーデニングは多様化されたガーデニングです!
でも、私に習う前に皆さんが習っていたのは画一化されたガーデニングです。

庭もそうです。
皆さんが良しと思い込んでいた庭は画一化された庭です。でも、これからは多様化された庭を目指します。

ここで多様化の意味をもう一度見てみましょう。
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画一化の意味
■個性や特徴がなく一律している
■一つの枠にはめ込む

多様化の意味
■多くの様式や種類に分かれること
■多面的に見ていくこと
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これに注目!
■多面的に見ていくこと

つまり、いろいろな方向や角度に視点を持っていくということです。これが多様化の真髄です。
よって…

次のセミナーまで、皆さんはありとあらゆる角度から庭を眺めてみてください。
いろいろな人や動物になって、ガーデニングを考えてみてください。
画一化された庭がとってもみすぼらしく感じてしまうかもしれませんよ!(*^▽^*)
でも、何かが見つからなくてもOK!すぐに見つかることもあれば数年経ってから見つかることもあります。
まずは見てみましょう!