慣行栽培でも自然や生態系保護をしっかり実践しているところはあります。
無農薬とはいかなくとも減農薬できているとか、除草剤以外は使っていないなど自然や生態系に配慮した栽培はあります。

一方…
住宅地近くで農薬を書き散らし、通学路でも平気で頭の上からドローンを使い、希釈率は無視、使用回数は知らないなど…
悪しき農薬使いが極めて多いのも日本の特徴…
まして、住宅地で農薬とはなんぞやすら知らない一般ガーデナーが使用方法無視で撒き散らしています。

慣行栽培の大きな問題は、不正利用を野放しにしているということ

日本には農薬取締法というものがあります。
この法律は農薬の不正利用を無くし適正利用させるための法律と思いきや…
実情は農薬を使わない有機栽培や無農薬栽培を懲らしめる法律になってしまいました。
つまり、農薬利権のための農薬取締法になってしまったんですね。この事実を知らない国民は多いと思われます。

農薬残留基準値のテストは、農薬残留させにくい作物では頻繁におこなわれていますが…
まあ、そういうことです。
昨晩や早朝に農薬を散布したハウスで保育園児がなんとか狩りとか、土壌消毒した畑で土壌検査無しにサツマイモ掘りとか…本当はあり得ないですけどね。
もっと厳格にやらないと穴だらけです。

住宅地でのガーデニングは、それはそれは恐ろしい世界です。
適正利用なんてのはほど遠く、ガーデニングの先生と呼ばれている人や造園屋がはちゃめちゃな使い方をどや顔で自慢しているぐらいです。
しかも、農薬を使うのは農薬がよくわからない素人さんばかり…
殺菌剤や葉面撒布用の殺虫剤を平気で土壌に流し込む悪行なんて、悪行だとは思っていません。
粒剤タイプのネオニコチノイド系殺虫剤を砕いて溶かして噴霧器で散布する…
こんなことを「俺様のノウハウだ!」ってやっちゃっています。
本来なら明日にでも住宅地での農薬使用は禁止しないといけないですけどね。せめて許可制とか…

農薬を適正使用して慣行栽培を頑張っている方々には申し訳ないのですが…
農薬を悪と見なされるのは仕方のないことです。

イチゴ栽培が盛んな地域では、春には河川の水が白く濁っている…
気づいているとは思います。
ドローンで農薬散布すればかなり広範囲に農薬が舞うので住宅地から数キロは離れていないと散布などできるわけがありません。
わかっているはずです。

私はこう考えています。
農薬が適正利用されるようになれば日本の自然や生態系はどうなるのか?を見てみたい

つまり、農薬を適正利用されたことが無いので農薬が適正に利用されたときに日本の自然や生態系がどうなるのかは誰にもわからないということです。
世界の流れに乗って頭ごなしに農薬使用禁止とするよりも、まずは適正利用と減農薬でどうなるかをまずは見てみないと…

でも、農水省は利権に弱腰なので農薬不適正利用を阻止することはしないと思われます。
となると…
自然や生態系はさらに壊され続けるので、強制的に農薬使用禁止になるのかな?