誰だって、最初は初心者!

まあ、当たり前のことですが…
だから、初心者だからと尻込みしたり遠慮することはありません。

しかし、厳しいことを言います。

初心者であってもベテランであっても、貴方のバラは貴方しか頼る人はいない!

だから、ピーキャットは皆さんを全面サポートしています。
どうぞ、ご安心してバラ栽培にチャレンジしてください。

私が初心者の方に最初に伝えたいのは、「バラ栽培って特別なことではない」ということです。

皆さんは何かを始めるときに一番気にするのは、「どうやるの?」ということですよね。
でも、やり方はいろいろあります。
いろいろあるから、何を選択すべきか決まっていないと選べませんよね?

次に気になるのは、「何が必要なの?」ですよね。
でも、バラ栽培で使える資材はいっぱいあります。
いっぱいあるから、何を揃えるべきかは人に頼るしかありませんよね?

私はこういうことを選んでもらう前に、まず3つを考えてもらっています。

(1)生き物を育てるということを理解して欲しい

バラは生き物です。
まあ、当然ですよね。でも私は初心者をバカにしているわけではありません。
皆さんには、バラ栽培というのは生き物を育て続けているんだという自覚を持ってもらっています。
これは初心者もベテランも同じです。

では、生き物を育てるというのはどういうことなのか?

私は、「子育てと同じ!」と言っています。
子育て論というのはいろいろあります。これについては何が正解とか何が間違いというのは人それぞれです。
でも、親の想いは同じです。

「少しでも良くなって欲しい!少しでも幸せになって欲しい」

異論がある方もおられるかもしれませんが、私はそうだと考えています。
でも、どうすれば良くなるのか?どうすれば幸せになるのか?
これに答えなどありません。絶対の世界ではないのです。

これはペットを育てることでもバラを育てることでも同じ想いだと私は考えています。

(2)バラは特別な存在ではありません

バラの世界というのは、何か特別な世界に感じてしまう方が多いようです。
たしかにマニアックな世界もあるようですが…
でも、私からすれば別に特別でもなんでもありません。生き物の一つです。

私はバラ栽培を人間に例えたり、人間と比較してよく話をします。
その理由は、皆さんが一番よく知っている生き物は人間だからです。

ただ、人間とバラは同じ生き物として共通するところもありますが、一方でまったく異なる生き物でもあります。
まあ、簡単に言うとバラには心臓も肺も肝臓もありませんし、その他身体の作りや機能はまったく違ってきます。
ですが、生体エネルギーや身体を構成しているタンパク質は同じです。
細胞を持ち、その細胞がホルモンで変化することも同じです。

私は皆さんに人間との共通点と異なる点を挙げて解説することを大事にしています。

(3)自然や生き物を理解していこう!

ピーキャット流バラ栽培は「人間がバラに合わせていく」という根本的な考え方があります。

人間がバラに合わせていくためには、バラを知る必要があります。
バラを知るためには、生き物の特性を知る必要があります。
生き物の特性を知るためには、自然の摂理を知る必要があります。

こんなことを言われてしまうと、とんでもなく難しい世界に感じてしまいますよね?

ですが、そうではないのです。
皆さんは本当は自然の摂理や生き物の特性をすでによくご存じなのです。
ご存じなのに、結びついていないだけなんです。

バラの世界をバラだけで見るのではなく、生き物や自然から見ていくと本当がとても理解しやすくなります。
私はそれを単に結びつけているだけに過ぎません。

初心者さんは一気に上達します!

やり方や資材ばかりに目が行っても、バラ栽培は上達しません。

「バラ栽培にとっては土がとても大事だ!」とよく言われています。
でも、その土とは培養土のことではありません。

化成肥料と有機肥料はどちらが良いのか?
それは育て方によります。化成には化成の、有機には有機の世界があります。

水遣りは控えるべきなのか、タップリ与えるべきなのか?
土や根を知らずして何も語ることはできません。

自然を知り、生き物を知り、バラを知ればすぐに理解できることです。
誤ったいろいろな固定概念に苦しんでいるベテランが多いのが、バラの世界でもあります。

初心者であることはラッキー!

そう感じていただけるのが、ピーキャット流です。

まずは、このピーキャット流をサクッと読んでみてください。
わからなくてもかまいません。雰囲気だけでも感じていただければけっこうです。
そして、そこからスタートしてみてください。

わからないことはいつでも質問できます。
何でも聞いてください。私はいつでも引き出しを開けてお待ちしています。

何をすべきなのか、何を揃えるべきなのかは、それからでも決して遅くありませんよね!