たまには研究開発側として話を出しておかないと、いつまでも農家のオヤジなのか園芸店のオヤジなのかと思われそうだから…
でも、ここでは難しい話しはしません(*^▽^*)

今回は皆さんがSNSなどで見かける言い合いでよく出てくる「安全や危険の科学的根拠」について書いてみます。

「農薬が危険だという科学的根拠を出してみろ!」

なんてよく言ってますよね。とても威勢は良いのですけどね。
でも、どこぞの外国の資料を科学的根拠と出してきて、そしてまたどこぞの大学の資料が出てきて…
安全だあ!危険だあ!と言いあっても、全く答えなど出てこない。
コロナワクチンなんてまさにその言い合い!どっちがどっち、どっちもどっちがずっと続いています。

で…まず知っておくことは、例えば今回はある農薬が安全か危険か、使用OKか中止にするかの判断はどう決められるか?の話をします。

安全であることを立証する
危険であることを立証する

危険と思われるからやらない
危険であると立証できたからやらない

これを支配者側が上手くコントロールして世の中が形成されています。
支配者側とは?そう、政治や行政、既得権益です。
でも、それでは暴君ですよね。もちろん、対抗するチカラがあります。それがユーザーニーズです!

支配者側はユーザーニーズを意識し、ユーザーから支持してもらうことで支配者として存在できるわけです。
まったくもって民主主義ですね(*^▽^*)

そして、もっとわかりやすく「政治」、「利権」、「ユーザーニーズ」の3つにしちゃいます。

「おいおい、科学も大事だろ!」…
なんのことかな?それは何かの道具かな?

この3つを使って、皆さんご存じの次亜塩素酸水を例に挙げて解説します。

コロナ危機となったとき、次亜塩素酸水が爆発的に普及しました。これはご存じですよね。
一気にユーザーニーズが高まりました。
それに困ったのは利権…次亜塩素酸水の普及は大手メーカーによってはとても怖い存在で、早く抑え込まないと大きな損失になります。
利権は政治を使い、「次亜塩素酸水は危険と思われるからやらない」と発令しました。
一気にユーザーニーズを下げたわけです。
そうしたら、世間からは次亜塩素酸水が一気に消えました。そもそもがユーザーニーズは弱かったのです。
残ったユーザーニーズはコロナ以前より次亜塩素酸水を活用していた現場だけになりました。

ウチが生き残っているのは皆さんから得ているユーザーニーズのおかげです。
厚労省も農水省も手を出しにくいのは、皆さんのユーザーニーズのおかげなんですね。本当に感謝です!

さて、危険とか安全とか科学的根拠とかエビデンスとか、出てきましたか?
全く出てこないでしょ?
これが出てくるのは、実際に死傷者が出てからです。
でも、実際に死傷者が出ているコロナワクチンなんてまだまだ粘ってますねえ!政治と利権パワーですねえ。

まあ、こんな感じです。
こんな事実を言われると、何を信じて良いのかわからなくなりますよね。
そうなんです、真実はわからないんです。
よほどハッキリと安全か危険かを示せるエビデンスがあれば真実はわかりますが、どちらとも言えないのが安全性というモノなんですね。

コロナで厚労省の信用が地に落ちましたが、農水省もいろいろとあって…
ユーザーニーズは日本の省庁を信用しなくなってきました。
そもそも、省庁はすでに受け入れたいモノと受け入れたくないモノは決まっているので、不信感というのは実は気づかなかっただけで昔から普通にあったことなんです。
ウチはずっと不信感を持ち続けていますよ(*^▽^*)

受け入れたいモノ  →危険であるとは思わない
受け入れたくないモノ→安全であるとは言い切れない

これ、マジな話です(*^▽^*)

じゃあ、安全か危険かのいろいろな情報やデータは意味が無いのか?
そうではありません、これはユーザーニーズを動かすモノです。

これも次亜塩素酸水で例えますが、次亜塩素酸水のユーザーニーズが高まってきました。
現場でもコロナ第8波に備えて、今の対策ではとても止められないと不安になっています。
そうしたら、厚労省は次亜塩素酸水を「推奨していない→禁止していない」に変えました。
これ、別に新しい安全でのエビデンスが出たわけではないですよ。単純にユーザーニーズが動かしただけです。

世の中、こんなもんです(*^▽^*)

では、次は農薬問題の今後を3つに分けて考えます。

政治はどう考えているのか?まあ、今後は欧米に流れます(*^▽^*)
JAや農家の農業側利権と新規農業の利権と農薬会社の利権と非農薬の利権と…いろいろな利権があります。
ユーザーニーズはオーガニックが世界的流れで押しよせています。

おそらく、農薬の安全性なんてのはすでに決着はしています。農業の基準はEUです。すべてEU次第になります。
詳しくはここでは書けませんが、ここで科学的根拠やエビデンスなんてのは全く意味を成しません。

でね、ここからが大事なことです。

私は信じてもらえないけど、農薬を守りたい派です。
散々バカにされたけど、それでも日本の文化・文明を守りたいと思いますし、これからのスマート農業はさらに農薬を安全に使える技術革新ができるはずです。
EUの「危険と思えるモノはやらない」と日本は考え方そのモノが違います。

でも、これは正直に言います。

私のごとく実力の無い者は農薬否定側から論破されてしまいます

もちろん、農薬否定側は科学者ですよ。SNSで出てくる自称科学者とは違います。
まして農薬は人身事故を起こすので、次亜塩素酸水のようにはいきません。次亜塩素酸水は事故が無かったから助かったわけです。
ドリフト対策も強く言っているけど、未だに近隣住民に迷惑をかける…
農薬否定派に日本のユーザーニーズを持って行かれたら、まあまったく太刀打ちできなくなるでしょうね。

だから、俺はちゃんとやっているんだとか、科学的根拠とか、エビデンスとか…そういうことではないと理解しておかないといけない。
私がユーザーニーズを求めているのは商売のためではない、研究者だけど農薬を守るためにはユーザーニーズが必須だと強く言っています。

安全とは言い切れない
危険であると思われる

次亜塩素酸水ですらまだグレーにされているのに、農薬だと真っ黒…

人間の肺への暴露の安全性を示すのは容易なことではない!

農薬の安全性は食の安全ばかり言われてますが、一気に安全性が崩されるのは肺への暴露です。
まあ、これ以上は言わないようにします。
次亜塩素酸水でも「ラットの気道で人間と同じ安全性が言えますか?」で私はとまどってしまった…ラットではミストの安全性の証明ができないのは知っているから…
まあ、こういう話はいずれ興味がある人に詳しく話します。

次に話すのはネオニコチノイド系殺虫剤です。
今はコロナでネオニコチノイド系殺虫剤の検証とかが止まっているらしいですが、もう時間稼ぎも無理なんじゃないかな?

で、日本はどういう答えを出すのか?
安全なのか危険なのか、ミツバチを殺すのか殺さないのか、生態系を壊すのか壊さないのか…
そういう議論がされている!のかな?(*^▽^*)

アメリカでオバマ政権はネオニコチノイドがアウトで、トランプ政権だとOKです!という話がありますが…
まあまあ(*^▽^*)

ということで、私が研究開発者であるのにユーザーニーズに強くこだわるのはそういうことです。
ユーザーニーズに科学的根拠やエビデンスでがあがあ言うやり方もあるのかもしれませんが、私はユーザーに見てもらったり味わってもらう方がユーザーニーズを獲得する正しいやり方だと考えています。

私が農薬を守りたいのは日本の文化文明を守りたいからです。
日本の文化文明を守りながら自然や生態系を取り戻す!

いっそのこと、農薬否定派に回った方が私は儲かる(*^▽^*)いや、むっちゃ儲かるし!
そうしてやろうかな?と思い始めているかもしれない…

まあ、対案無き批判は別にどうとも思わない。否定するなら対案を出してくるぐらいの男気があればそういう人は好きだなあ!