「安全」とか「安心」という言葉を、物事を批判したり人を蔑むために使う人たちがいます。
人々の心を科学的根拠で蔑もうという話が宗教のようにはびこっているみたいで、多くの人が安全や危険を見失っています。

コロナでも散々に言い合っていますが、私たちは農業や農薬についてもっとスマートに理解していきましょう!
(これが本当のスマート農業!ウソです…)

私たちが惑わされる原因をまずは取り除きます!

いいですか!まずはこれを取り除きます。
「根拠は?ねえ、科学的根拠は?」

科学的根拠というモノで人心を押さえつけようとする行為はどこでもありますよね。
人心を押さえ付けてしまうための言葉が「科学的根拠」とか「科学的に証明されている」となります。
科学を知らない人ほどこの言葉が大好物(*^▽^*)

でもね、これを理解しましょう!
名探偵コナンは「真実は一つ!」と言っています。確かに真実は一つです。
でも、起こるべき事実はたくさんあります。

これをコロナワクチンで言うと、
■コロナワクチンは効果がある
■コロナワクチン接種しても感染しまくり
■コロナワクチンで死者が出た
■コロナワクチンは効果が切れる

いろいろな事実が起こるわけです。そして、それに対する科学的根拠や科学的な証明が出てきます。
そうしたら…真逆なことを言っている科学的根拠までが…おい、どうなってんだ?

自分の身に差し迫っていないモノは「科学的根拠」とか「科学的に証明されている」というのを安易に信用しちゃうでしょ?
でも、身近になると「ほんまか?おい、他の根拠もあるやないか!」となるわけです。
まずは押さえ付けられないように、しっかりと見ていきましょう!

安全や安心は危険から見ていけば簡単に理解できます

安全の反対は危険ですよね。その危険が無ければ安全です。
こんなことをうだうだと定義づけてやってるのが机上の理論というモノなんですが…

危険とは、事故や災害に遭ったり被害が出ることです。
この危険とはあきらかに危険であることや隠れた危険というモノもたくさんあります。
現場で働く人は「ヒヤリハット」ってよくやってますよね。現場には隠れた危険があるので、それを経験で洗い出して対策をするというモノです。
この危険もしくは危険が起こるかも!というのをリスクと言います。

ではまず、100%危険が起きないという状態はあるかどうか考えてみましょう。

100%危険が起きないということは100%安全ということになります。
究極は「隕石が落ちてきたら」とかになりますから、100%安全というのはまずあり得ないです。
これを「安全とは言いきれない」とか行政はよく悪用しやがります(`Д´)
原子力発電所もそうですよね。
安全か危険かという話で、ロケットが撃ち込まれたらとなると…そりゃねえ…

このリスクというのはいろいろありますが、まずは簡単に理解するために3つに分けます。
(1)それは仕方ないリスクだよね
(2)リスクはあるけどやり方とかでなんとかなるよね
(3)これは絶対にダメなりスクだ

カンタンでしょ?
これで自動車運転とか、地震対策とか、栽培とか…すべてこの3つにわけちゃえばいいんです。
(1)と(2)は妥協しますよね。(3)は妥協できないから安全ではない。

じゃあどこで妥協するの?ってなれば…これってそれぞれですよね?
これを決めたモノを安全基準と言います。

安全基準で満足できるかどうか

様々なモノには安全基準があります。この安全基準に満たないモノはダメとされています。
これは理解できますよね!

一方で…
安全基準は満たされているけど、それでは不安・心配というのがあります。
自動車はすべて安全基準にありますが、さらに安全を求めていろいろな装備があります。
家もそうですよね。耐震設計で震度7にも耐えられる!けど、震度8なら?
農薬もそうで、農薬残留基準値という農薬曝露の安全基準があって、さらに安全を求めたら無農薬とか有機栽培とか自然栽培となります。

これ、揚げ足を取ってくるだろうから先に言っておきます。
農薬は食の安全に関してだけです。
農薬の安全基準よりも農薬成分が存在していないほうが安全です。

人は常にさらに上、さらに良くなることを求めていきます。

安全なの?安心なの?

日本の農作物は安全です。無農薬の作物は安心です。
日本の水道水は安全です。浄水器を付けると安心です。
日本の自動車は安全です。アクセル踏み間違い防止装置を付けると安心です。

そういうことです(*^▽^*)

皆さん、安心を買うんですよね!どうしてか?

安全の反対は危険ですよね。
じゃあ、安心の反対は?

「心配」とか「不安」になります。でも、これが実は言葉足らず!
「危険ではないかと心配」、「本当に安全なのかと不安」というのが正しいわけです。

つまり、安全も安心も、その裏には危険もしくは危険だと思われるリスクが存在しているわけです。
危険、つまりはリスクから見ないから「安全と安心は違うんだあ!」なんて机上の理論で肝心なことは空っぽになっちゃいます。

危険から見れば、安全も安心もリスクとして入ってきますよね。

農薬は安全なの?危険なの?

一般の方々の思いはこうです。

農薬は安全というのはわかるけど安心できない。危険かもしれない!

農薬は安全だ安全だと言われれば言われるほど、人は危険かもしれない思いが高まります。
これは人の経験則によるものですが、これは今回は長くなるので言いません。

「安心できない」について見ていきましょう。

どうして安心できないのか?もしかして疑ってる?誰を?
厚労相と農水省かな(*^▽^*)

どうして安全だ安全だと押しつけるの?
何かヤバいことでも?

危険なモノを安心だと思えば思うほど事故や災害って起こるよね?
農薬成分って明らかに危険だよね?

まあ、いろいろかなあ(*^▽^*)
だから、安全を押しつけるよりも安心できないことに手を差し伸べてあげるのが私たち農家の役目なんですよね。

安全とは駆け引きなんです

いろいろなことが加味されて安全基準というのは作られます。
安全に完全なんてモノは存在しないわけですし、必ず妥協していきます。

(1)それは仕方ないリスクだよね
(2)リスクはあるけどやり方とかでなんとかなるよね
(3)これは絶対にダメなりスクだ

肝心なのは(2)なんですね。
だから私がよく言っているのが…

農薬は危険だけど、安全に使うことで安全になる!

農薬成分は危険だし使い方を間違えれば事故に繋がる。でも、しっかり使えば安全はしっかり担保できる。
農薬に不安な人も多いけど、私たち農家がしっかり使うことで信用して欲しい。少しでも安心して欲しい。

でも、今は…
農薬は安全なんだよ!騙されてバカじゃない?
と言ってるわけで…

農薬成分は見るからに危険だけど、安心して使ってるみたいだからヤバいよね…じゃあ、とりあえずは安心を得よう!
という消費者心理になる…かも(*^▽^*)

安全というのは、いろいろなリスクがあって、そこでそのリスクをああだこうだと人が選別して安全基準を作っているというのは多くの人が知っています。

慣行栽培も浄水器になれば良い!

日本の水道水は世界有数の安全を誇っているのに人は浄水器を付ける。
その理由も話したし…

ならば…
慣行栽培も浄水器になればいいんですよ!簡単なこと!

人を批判したり攻撃するのではなく、批判よりは主張すべきです。

今回は安全とか危険とかの話をしました。
でやーーーーっと書いたので文章の見直しとか全然やっていません。
変なことを言ってるかも知れませんが、でやーーーーっと書いたということでお許しを!