食の安全に対する農薬批判はますます高まっている感じですねえ…
実社会では、オーガニックの波というよりは農薬排除の波と化しているのかも…
ウチの事務所にも「この辺はほとんどの生活水は井戸水ですから除草剤は使わないんですよ」って釘を刺してくるご近所さんが居ます。
ウチは除草剤は使わないので関係ないですが(*^▽^*)
でも、東京都の水道でフッ素化合物がどうのこうの言ってますよね。
安全には問題ないと行政は言っていますが、どうなんでしょう?私はよく知りません。
農薬とか食品化合物なんかも、危険だあという話はよくありますよね。
今回は皆さんにわかりやすく、食品と水道水を比べて話したいと思います。
水道水は次亜塩素酸ナトリウムが使われています
水道水は塩素が入ってますよね、これは次亜塩素酸ナトリウムです。
この次亜塩素酸ナトリウムは殺菌力が強く、残効性を持たないことで様々な場所で活用されています。
キッチンハイターやカビキラー、ほ乳瓶殺菌のミルトンなどは有名ですよね!
この次亜塩素酸ナトリウムはこんな感じで濃度管理されています。
■流通させる濃度は10,000~50,000ppm(希釈して使うタイプの希釈前濃度)
■使用する濃度は200~500ppm(希釈しないカビキラーはこの濃度)
■水道水は1ppm
次亜塩素酸ナトリウムは危険です。
流通させている濃度は50,000ppmで、これに触れると皮膚の細胞が壊れてぬるぬるします。
酸性のモノと混ぜたらヤバいです。塩素ガスという猛毒を大量に発生させ、人を死に至らせます。
では、希釈した後の200~500ppmはどうでしょうか?
これも危険ですよね。換気もせずにお風呂場でシュッシュしたら…
次亜塩素酸ナトリウムは噴霧することも禁止です。噴霧すれば肺から吸うことになりとても危険です。
ですから、シュッシュするのは泡状になっていますよね。
こういうのは、使い方を誤れば危険だけれど、しっかり使うことで安全としています。
では、水道水の1ppmは安全なのか危険なのか…
飲料水として使い、お風呂にも使います。さて…
同じように農薬で解説します
次亜塩素酸ナトリウムはとてもしっかり管理され、そしてすべてを公にして広く活用されています。
事実を消費者が知ることで安心・安全を高めています。
一方、農薬はというと…かなり封鎖的です。ただ、考え方は同じです。
農薬成分は出しませんが、農薬もこんな感じですというのを理解してください。食品添加物も同じです。
■流通させる濃度は10,000~50,000ppm(希釈して使うタイプの希釈前濃度)
■使用する濃度は200~500ppm(希釈しないガーデニング用スプレーはこの濃度)
■農薬残留基準値は0.001~10ppm程度まで
この数値はいい加減です。面倒くさいので…(*^▽^*)
流通させる濃度はとても危険ですよね。
農薬混入事件というのは、これが使われます。人を死に至らせます。
では、希釈した後の200~500ppmはどうでしょうか?
次亜塩素酸ナトリウムは噴霧することは禁止ですが、農薬は噴霧して使用します。
ですから、肺から薬液を吸ってしまう可能性がとても高く、だからこそ厳しい使用ルールがあります。
こういうのは、使い方を誤れば危険だけれど、しっかり使うことで安全としています。
同じですね!
では、農薬残留基準値内は危険なのか安全なのかと言えば…
農薬を使った作物が危険なら水道水も危険
次亜塩素酸ナトリウムも農薬も、考え方は同じです。
なぜなら、農薬には殺菌剤がありますよね。次亜塩素酸ナトリウムも殺菌剤です。同じなんですね。
ただ、次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性なので植物に噴霧したら枯れちゃいます。
ここでは安全なのか、それとも危険なのかを考えてみましょう。
水道水というのは、言い換えると次亜塩素酸ナトリウム1ppm溶液となります。
こんな名前だと誰も飲まなくなりますねえ(*^▽^*)
では、これは安全なのか危険なのか…
日本の水道はとても優秀で高い安全性を持っているとされています。世界的に評価されていますよね。
でも、その一方では危険だと言う人たちもいます。
100%安全かどうかの100%がどういうものかわかりませんが…安全とは言い切れないって感じかな?
では、農薬は?
欧州とか見ていると日本の対応は遅く見えますし、さてどうでしょう?
ここでは言いませんが、農薬残留基準値は世界的なモノだから食の安全は確保されています。
ただ、それでも危険だと言う人はいます。
水道水も農薬も、危険と言う人は言いますよね(*^▽^*)
そして農家にショッキングな話を!
「おめえ、どうして浄水器を使ってんだ?」
「消費者はバカなんだよ、みんな騙されて散財してんだよ。農薬は危険だあというデマにカンタンに引っかかってよ!」
と、豪語する農家、その農家の台所の蛇口には浄水器が…
「消費者はバカだとして、お利口な農家がどうして浄水器使ってるの?」
私がよく言ってる話…
これね、別に農家を馬鹿にしてるわけじゃないですよ。
消費者のことをもっと理解して欲しいからです。そう受け取ってくれれば「ほんとだ!」で笑い話になりますが、侮辱されたとなる人もいます。
農家も作物以外は消費者ですからね。
どうして浄水器を設置するのか?
水道水をより安全により美味しく飲みたい!
ですよね!
水を次亜塩素酸ナトリウムで殺菌すればトリハロメタンという物質が発生してます。トリハロメタンは発がん性が疑われる物質ですが、人体に影響がない量以下に抑えるよう定められています。
基準値は0.1mg/L以下なので、基本的にはそのまま水道水を飲んでも安全です。
なんか、農薬の農薬残留基準値と同じような話ですよね(*^▽^*)
なんでお金かけて浄水器買ってるんだ?ってなります。
「い、いや、俺は美味しくしたいから…」
次亜塩素酸ナトリウム1ppm、たった1ppmで味も臭いも変わるよねえ!
農薬は?
農薬成分は色々あるけど、10ppmを超えているのもあるからもしかしたらわかりそうだね。私はわからないけど…
まあ、塩素に限っては実際は色々あるんで浄水器を付けるメリットはあるんですけどね。
ただ、消費者があ!というのはよろしくないとねえと私は思います。
有機栽培や無農薬栽培って浄水器みたいな感じ?
「水道水は安全なのに浄水器付けるってバカじゃね?」
「農薬を使った作物は安全なのに高い金使って無農薬野菜って、バカじゃね?」
まあ、これが人々の心って事です。オーガニックの波ですね。
バカというならみんなバカ(*^▽^*)
有機栽培農家や無農薬栽培農家が悪者なら、浄水器メーカーは悪徳企業ってことになる…
こういうのは難しいことでも何でもないんですよね。
浄水器は多くの家庭で付けられていますよね、安全な水道水なのに!
しかも、最近の流し台は標準装備になっていたりします。
安全・安心な日本の水道水なのにねえ(*^▽^*)
じゃあ、農薬を使った安全・安心の作物はどうなるのだろうか?
どうなるのかは今後次第ですね。
でも、消費者をバカだと批判するのはよろしくないですね。
浄水器の上は何?
水道水、そして浄水器を使う、そしてさらにミネラルウォーター…
慣行栽培、無農薬栽培、有機栽培、自然栽培…
どれが人々の心を惹き付けていくのか?これから楽しみですねえ(*^▽^*)
時間切れなので、この辺で