Twitterで慣行栽培農家から散々バカにされましたが(*^▽^*)
ユーザーニーズまでバカにされてましたねえ…
でも、バカにされてもバカはバカなんで、バカはバカなりに皆さんにわかりやすく解説します。
結局はどっちが役に立つかということですからねえ!

■食への安全性
■散布における暴露の安全性
■生活の場への配慮
■自然・生態系の保護

バカなりに4つの農薬の安全性に関して農薬使用者が遵守すべきことを書いてみました。もういっか(*^▽^*)
ただ、これらの事柄は法律や行政指導からすれば農薬だけなんですが、こういうことはユーザーニーズとしてすべての農業、栽培が関係してきます。
たとえば、有機栽培だと生活の場での衛生管理が必須となるということです。
菌を扱う有機栽培ですので、菌に対する衛生管理は考えていかなくてはいけません。

なのに、どうして慣行栽培農家は食の安全ばかり言っていたのか?

彼らの頭の中にはユーザーニーズは「食」しか入っていないからです。

これをご覧になっているガーデナーの方々は消費者でもあります。
さて、その消費者の方は「食」だけに農薬の安全性をもとめているでしょうか?
私はユーザーニーズという言葉を出し、さらにウチのユーザーは農薬嫌いな人や農薬が苦手な人、化学物質過敏症の人たちがいると伝えました。
これで理解できるだろうと思ったら…

■食への安全性
■散布における暴露の安全性
■生活の場への配慮
■自然・生態系の保護
これがユーザーニーズであることに気づかなかったんですね。
ユーザーニーズと言うと揚げ足を取られるのでニーズと言います。

私がいつも言っている農薬の安全性に関してはこの4つです。
そして、当然ながら農薬使用者はこの4つに関しては必ず達成させなければいけません。
濃度を守るとか回数を守るというのはやり方のことであって、やるべきことはこの4つなのです。
この4つがすべてクリアできて「農薬の適正利用」と言います。

世界で農薬規制の波が高まったのも、食の安全だけではありません。ネオニコチノイド系殺虫剤は生態系保護ですよね。

でも、また論点ずらしとか言ってくるとは思いますけどね(*^▽^*)
それはそれとして…

上記4つの農薬の適正利用って、本当にできることなの?

はい、そういうことです。
私はバカなのでこれは非常に難しいことだと考えています。
かしこい慣行農家は楽勝なんでしょうけど、国土の狭い日本でドリフト対策はとても至難の業…
あの猛烈な農薬散布でドリフトさせない技術って、相当なモノだと思います。
そして、これをすべての農家が遵守できるとは、私にはとても思えません。

除草剤を散布したら立ち入り禁止にして、人が通らないようにしないといけない

いやあ、無理っしょ…とても小さい身近なことでもけっこう無理があります。
農薬を大量に散布している現場を一般の人が見たら…けっこうなもんです(*^▽^*)

だから、私は通報とか関係部署にチクれなんて言ってくる農家のことが信じられないです。
今はまだグレーゾーンにしておいて、見て見ぬフリが多いのが現場です。
だから、私は少しずつでも理解してもらって少しずつでもできることからやってもらうことを言っていました。

年配の農家さんがすぐに変われない!でも、若い人にだってとても難しいこと!

私はそう思いますよ。

でね、そういう難しいことなのに「農家は適正利用を遵守しているんだ!このヤロー!」と言ったって…
一般の方々は「おいおい、嘘言うんじゃないぞ!」ってなるんじゃないかな?
これが農薬の闇だと私は思うんですよね。

私は明らかにした方が良いと考えています。
メロンのダコニール磨きだって大昔のことだし、戦後の殺虫剤なんて毒ガス兵器だったわけだし、そもそも昔は人糞栽培だった。
農薬の適正利用は、狭い国土の日本、住宅地が近くにある日本、道路だらけの日本ではとても難しい。

だからこそ、どうするか?どう理解してもらうか?

■散布における暴露の安全性
■生活の場への配慮
■自然・生態系の保護

これがお仕事の私は、とっても悩み考え、頑張っているのです!

そこで絶対に良いことは、農家から消費者にアピールしていくこと!

「決められたことをやってんだ、このヤロー!」じゃなくて、より良くを追求していくような…
こういう理想ばかり言っているけど、現実は今回の農家みたいな感じが…(*^▽^*)

ちなみに、スマート農業では必須となるであろうドローン技術!
業者の方といろいろ意見交換しています。
「ドローンで農薬散布しやがって、このヤロー!」なんてそんなことはまったく無い(*^▽^*)
未来に向けて頑張って欲しいドローン技術なので、そこでの環境保全や人への配慮などドバイスさせてもらっています。