「無農薬だから美味しいですよ!」と言えば、「農薬を使っていたら美味しくないというのか、このヤロー!」と…
相変わらずこのような平和な日常の日本ですが(*^▽^*)

なんでそんなにピリピリとヒステリックにならないといけないんでしょうねえ…
農薬使ったらマズいと言っているなら批判しても良いけど、「無農薬だからオイシイ」でも農薬批判にされちゃいます。
お気を付けて!

では、実際に無農薬で育てた野菜や果物は美味しいのか?

ハッキリ言って、農薬を使ったのか使っていないのかで美味しさが決まることはありません。
農薬とは殺菌剤や殺虫剤です。これを使えばマズくなり、使わないと美味しくなるというのはないですね。
農薬を使わないと自身の抵抗力を強く使うというのがありますが、これで美味しさと結びつくのかと言えば…短期間栽培の作物なら無いんじゃないかな?
私は実感したことはありません。
有るという人がいたら、その人に聞いてみてください。私は果樹ぐらいしか無い思います。
話が長くなるのでここでは気にしないでね!

では、どうして無農薬の野菜や果物は美味しいとなるのか?
それは大きく3つあります。

美味しさは人間の感覚にある!

美味しさは味覚、視覚、嗅覚などの人間の感覚ですよね。
味だけじゃなくて見た目や香り…そういうのがすべて合わさっての美味しさとなります。

綺麗な器に盛りつけられるとそれだけで美味しいし、ラーメンもこってりアピールでとっても美味しく感じます。
香りも美味しさアピールには不可欠ですよね!

それと、非日常でも美味しさを感じますよね。
高級旅館と自宅、同じモノのを食べても違ってきたりします。

イメージだけでも美味しさを感じますよね!
同じカニを福井や鳥取で食べるのと茨城や福島で食べるのでは美味しさが変わったりします。
美味しさというのは人間の感覚!ということなんですね。

じゃあ、無農薬にどういう美味しさ要素があるのかというと…
こういう経験則もありますよね。
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とってもマズい野菜を食べた…これは農薬を使った野菜…
でも、昔の野菜はとっても美味しかった!味が濃かった!そう、昔は農薬なんて無かった!
そっか、農薬を使うと美味しくなくなるんだ!
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聞いたことない?(*^▽^*)

誰が悪いって、マズい野菜を出荷した農家が悪い、それを集荷したJAが悪い、いや販売したスーパーが悪い!
というわけでもなく…
そう思い込んだ消費者が悪いわけでもなく…

これもオーガニックの波です(*^▽^*)

後は言わない!
オーガニックを批判すればするほど無農薬野菜に美味しいエキスが振りかけられることを理解できないだろうから…

でも、無農薬には美味しさスパイスが次々と振りかけられているんですねえ(*^▽^*)

期待に対して応えられたかどうか!

「無農薬だから美味しいんじゃないか?」
まずはそう思って食べてくれます。そうしたら…
美味しいかったのか、美味しくなかったのかに分かれます。

美味しいと思ってくれれば次も買ってくれます。美味しくないなら買ってくれない…
でも、美味しいモノって食べ続けると飽きてくる。じゃあ、無農薬じゃなくても良いよね?と、違うモノを食べる。
でも、それが美味しくないと感じたら戻ってきてくれる。
そして、やっぱり美味しいと感じてくれればファンになってくれる。

まあ、こういうもんです(*^▽^*)

無農薬だから美味しいわけじゃなくて、無農薬でも美味しくないと買ってもらえなくなります。
それは農家の腕次第じゃないかな?

相対的に美味しい無農薬!

無農薬だから美味しいわけではないです。
無農薬のためにいろいろな技術を駆使しているから結果として美味しくなります。

その大きな一つが有機栽培技術ですよね。
土作りや最適な施肥、病害虫に耐えられる強く健康的な栽培方法…まあ、いろいろあります。
無農薬であるためにいろいろ頑張っているわけです。

これを書くと…
「おい、農薬使ってたら頑張ってないというのか、このヤロー!」って飛んでくると思います。
誰もそんなことは言っていない(*^▽^*)

無農薬栽培でも技術を持っていないと美味しくはないですし、農薬を使った栽培でも技術があればとても美味しい!
農薬を使った栽培でも有機栽培なの?と思うほど土や施肥、減農薬などににこだわる農家も多いです。
そういうことです。

無農薬栽培は農薬で病害虫防除しないのでそれに変わる技術を駆使している農家が多いから、相対的に美味しいよね!ということです。

さらに揚げ足防止で書いておきます(*^▽^*)
有機技術だけではなく、慣行栽培側でも品質向上の技術がたくさんあります。

すべては農家の腕次第!

農家に消費者が付いているか、常連さんで賑わっているかどうかでけっこうわかりますよね。
ラーメン屋だって行列ができていれば美味しいし、お昼に閑古鳥だったら期待できない…

大事なのは「美味しい作物を作れるかどうか」なんですよ。
その栽培手段が農薬を使うのか使わないのか、有機栽培か慣行栽培か自然栽培かということです。

ですから…
×無農薬だから美味しい
○無農薬で作っているこの農家の作物は美味しい

×農薬を使った作物はマズい
○農薬関係なく美味しい作物を作る農家の作物は美味しい

農薬を使おうが無農薬であろうが…行列のできる店が強いのです!
そこは間違いなく美味しい!

有機JASや特別栽培はどうなの?

言えばまた批判となるから言わないけどね。有機JASなんて誰も悪口は言ってないよね?

じゃあ、売り場では行列ができるほど売れているはず!消費者の奪い合いが起きているはず!
知らんけど…

でもねえ…
有機JASだから売れるのか、売れる農家が有機JASを選んだのか…

まあ、考え方はいろいろだと思いますし、ブランドって作っていくモノだと私は思います。

味は別です!

まとめますと…
農薬は病害虫防除なので無関係でOKです。無農薬だから美味しいは無いですね。

味や香りに関わるのは成長過程と栄養摂取とか、そっちです。
栽培で言えば大きく関わるのが土壌管理や施肥ですね。簡単に言うと、土作りやら肥料とかです。

まあ、味や香りは農家がそれぞれ品質向上で必死にやっていることなので企業秘密も多い(*^▽^*)
勝ち負けの最大のポイントは味です!

無農薬の人には「美味しく作るためのコツは?」とか聞いてみるのもいいですね。
喋りだしたら止まらない農家とかも多いです。(誰のこと?)(*^▽^*)